ベルガモット精油の効能 | 太陽のような明るさで元気になれる
疲れがたまり、心が晴れない日はこの香り。
心が晴れない日、ベルガモットのフレッシュでほんのり甘く陽気な柑橘の香りは、
あなたの心をクリアにし、温かな気持ちを呼び覚ましてくれます。
そして、またもう少しだけがんばってみようと前向きな気持ちにしてくれるでしょう。
とびきり疲れてしまった夜には、ベルガモットの香りとともに温かなお風呂につかり、蒸気とともにこの優しいフレッシュな香りを思いっきり深呼吸しながら心に受けとってみてください。
精油が近くにないときは、アールグレイの紅茶(ベルガモットの精油で香りづけされた紅茶)を飲んでみましょう。
私は、夏はほとんど飲みたくならないのですが、日照時間が短くなる寒い冬の日に、ミルクとともにアツアツのアールグレイが飲みたくなります。
心への作用
ベルガモットは、エステル成分が多いため、優れた鎮静効果と抗抑うつ作用があります。
こんな方におすすめ
・とにかく疲れすぎている
・病気の後の回復期
・絶え間ない緊張でストレスが強い
私は、柑橘系の中でもこの香りがとくに好きで、鞄の中にいれて持ち歩くことが一番多い精油です。
それは、この香りが疲れに効く香りだからだと思います。
とくに仕事で疲れてきってしまったときや、人疲れしてしまったときにこの香りをかぐと、
心が瞬時にシフトされて、もう少しだけがんばれるかもと思わせてくれるそんな力をもっている経験から感じます。
人に与える香りの印象
柑橘のフレッシュな香りの中に、優しく、ほのかに甘い花のような香りももちあわせています。
太陽のような明るさを感じさせながらも、少し大人びた甘さも印象づけることができるでしょう。
ちなみにベルガモットは、シトラス調のオーデコロンには必ずブレンドされる香りです。
ベルガモットの基本情報
香り | フレッシュ、陽気な、シトラス調 |
ノート | Topノート |
主要な化学成分 | 酢酸リナロール、リモネン、リナロール、ベルガプテン |
注意事項 | ・高濃度で使用すると皮膚刺激があります
・特に光毒性が強い。塗布後は5-6時間日光は避ける ・向精神薬、鎮静剤、睡眠剤、抗てんかん薬、血圧降下薬との併用は避けたほうが望ましい。 |
ブレンド | ・他の柑橘系のオイルとブレンドすると相乗効果が高まる
・サイプレス、ヤロウ、乳香、パインなど心理的によく作用するオイルの香りを苦手な人が多いが、ベルガモットをブレンドすることで、匂いを変え隠すことができる。 ・心配、不安に効くすばらしいブレンド: ベルガモット3:ペティグレン2:ローズオットー1 |
―ベルガモットについて、さらに知りたい方へー
ゲーテ、ナポレオンが愛したオーデコロン
世界最古のオーデコロンは、およそ300年前のドイツ・ケルン(Colong)で誕生しました。
商工業が栄える一方、衛生面は悪く、悪臭漂うこの街に、奇跡的な香りの調合士が現れます。
その名はファリーナ。北イタリアからやってきた彼は、当時ケルンで一般的となっていた甘ったるい香りに革命をおこします。「イタリアで流行しているあの爽やかでフレッシュな香りを調合してみよう!」
彼の生みだした香りは瞬く間に著名人、社交界の間に広まり、上流階級の人々を魅了します。
かのゲーテはコロンをしみ込ませたハンカチを手元に置き、詩作にはげみ、ナポレオンはブーツの中にこの香水瓶をしのばせて携帯するほど愛用したのだそう。
この世界最古のオーデコロンの香りを決定づけたが精油、それがベルガモットなのです。
ちなみに、このオーデコロン(Eau de Colong)はフランス語で「ケルンの水」という意味。当時ケルンはフランスの統治下にあったため、この名がつけられました。
現在も、伝統の香りを受け継いで作りつづけるオーデコロン工房(ファリーナ・ハウス)はケルンの街にあります。
原料となるベルガモットを見てみたいという人は、現在でも世界のベルガモット精油の90%をうむイタリアを訪れてみてはいかがでしょうか?
イタリア半島の長靴の底の部分にある街、レッギオ・ディ・カラブリアのベルガモットが最良品質とされています。
ファリーナのオーデコロンブレンド
ベルガモット、スイートオレンジ、レモン、マンダリン、グレープフルーツ、ジャスミン、ラベンダー、
サンダルウッド、アルコール、水
おすすめのベルガモットの精油
Primavera
http://www.primavera-japan.jp/products/detail.php?product_id=250
The Aromatherapy Company