瞑想&マインドフルネスにオススメの座布団ZAFU

病気の期間に出会ったマインドフルネス。以来、私の生活に欠かせない存在となっている。

マインドフルネスとは、「今ここ」に気づくことである。それは単に外側の世界で起きていることだけではなく、自分の内側の世界で起きていること(思考・感情・感覚)なども含めて、ただ、たんたんと気づいていくこと。

瞑想をやりはじめてみると、「今ここ」に気づくことが、どれほど稀有なことかわかる。知らぬ間に、意識(気づき)は頭の中のおしゃべり(思考)に引っ張られたかと思ったら、今度は、体の感覚、そして道を走る車の音などにいつの間にか注意を奪われる。

はたまた、過去のことを思い出して、一部の記憶を切り取り、もしあの時あーしてれば、こうなっていたのかな?と頭の中で繰り広げられるストーリーに夢中になったかと思えば、未来のまだ起きていないことに不安を覚え、これまた自分で勝手に物語を作り上げてしまう。

こうして、日々、今ここに生きているにもかかわらず、意識は絶えず、あっちのものや、こっちのものに引っ張り回されている。

人生は「今ここ」の連続でしかない

なぜ、「今ここ」に気づくことが大切なのだろう?それは、私なりの解釈だと、大切な人生の時間を自分にとって本当に大切なことの創造に注ぐことができるからだと思っている。

知らずとして、人は多くのエネルギーと時間を「意味のない頑張り」に費やしている。禅の言葉に

「莫妄想」

という言葉がある。一言でいえば、妄想するなかれ。という意味。過去のこと、未来のこと、今ここにないことを、ああだったら、ああなったら・・とブツブツと頭の中で永遠と終わることのないストーリー仕立てに一喜一憂しているうちに、「今」という生の時間が過ぎ去っていく。

その「今」は、自分が大切なことに使えたら、どうだろう?きっと、やりたかった「あんなことや、こんなことが」ができる。私自身、妄想することがとても好きで、未来のことを考えたり、過去のことを思い出してみたりする時間がもともと、多い方だった。

それは、別に悪いことではないし、時に自分の人生を豊かにしてくれるものでもある。けれど、もしその妄想の時間が長すぎれば長すぎるほど、目の前で起こる、たくさんのことに「気づく」ことなく、また自分が外の世界で一歩動くことで生じる、自分の心の内側の動き「わくわく、楽しい、エネルギーが巡る、反対につまらない、嫌い、」そういう、生の感覚を逃してしまいがちになる。

その感覚は、自分が好きなことや、心が惹かれることを示してくれる大切な道標でもある。いつも、頭の中で繰り広げられる物語や「こうあるべき」という頭脳(考え)に支配されてばかりにいると、この自分自身のうちに生じてくる感覚にさえ気づきずらくなっていく。

考えることが好きな人ほど、「瞑想やマインドフルネス」を一日10分からでもやってみると、いろいろ新しい世界が広がっていくことを身をもって体験することができると思う。

海外でも盛んな瞑想

この1年半、瞑想をやってきて、私なりに、これがあるといいなぁと思ったのが座禅用の座布団。実は、ヨガと同じように瞑想やマインドフルネスは、西欧諸国でもとても盛ん。かなり可愛い、座禅用のクッションセットがあって、見ているだけで楽しくなる。

引用元  https://pin.it/N5DHRsP

ヨガと同じように、一周回って、きっと日本でも多くの人が近い未来に始めることになるような気がしている。ちなみに、タイやミャンマーなどの仏教国では、けっこう、日常的に瞑想をする人たちが多い。これはファッションではなくて、心を穏やかにし、よりよく生きる知恵として生きることの中に溶け込んでいる感じ。もちろん全ての人がというわけではない。

私の思い描く未来としては、東洋ならではの「受容、全体性」と西洋ならではの「創造、個性」という陰陽の両方がうまく合わさったところに、持続可能で生き生きとした社会の未来が待っているような気がしてる。

瞑想は、まさしく「受容」を請け負える。ありのままに今ここで起こっていることに気づくこと(=受容)抑圧したり、プラスに転換しようと、力を加えるのではなく、ただ、そうなのだと中立的に観ること。このことにより、心は穏やかに整い、問題を解決することや、新しい何かを創造することへのエネルギーへと転換されていく。

瞑想用のクッションがあると、続けるのも楽しくなる?

最近、手に入れた瞑想用のクッション。これがあると、足のしびれも少ないし、何より背筋がすっと伸びる感じが心地よい。瞑想をはじめようと考えている人は、オススメです。(好きな服を着ると気分が上がり出かけたくなるように、形から入ることも、その場に座るモチベーションになっていいかなと個人的には思います♣)

何より、自分だけのパーソナルスペースが作れるような、神聖な空間を自分でデザインできるような楽しさもあるので、いろいろ、お気に入りをぜひ、探してみてるのもいいかなと思います。それがきっかけで、自分とつながる瞑想をゆるりとはじめることになるかもしれません。

 

第一号の瞑想クッション

瞑想クッション・座禅座布団

私にとってのはじめての瞑想クッションは、なんとも禅ZENっぽい、黒のシンプルなものになりました。中身はパンヤ綿という素材で、少し黄色味がかった色の綿で、弾力性があるのが特徴です。仏壇屋さんがつくっているのがうなづけるような、質実剛健な雰囲気。

実際に座ってみると、すごく固め。そして背筋がピンと伸びます。普段、床やカーペットの上に座っている人は、こういうのを使うと姿勢が丸くならず、結果的に背中の疲労も減ってきます(以前、整体師さんに教えてもらいました)

個人的には、形がとても気にいっていて、でも、もう少しナチュラルな雰囲気で刺繍とかもあったらかわいいなと感じたので、ちょっと調べて作ってみようかなと思っています。

終わりに

今日は、瞑想・マインドフルネスについて、書いてみました。具体的な瞑想の方法はたくさんあって、私も今実践中なので、また詳しくは別の記事で紹介できたらと思います。まずは、瞑想クッションを手に入れてみるのも楽しみながらスタートをきれるかもしれません♣

 

滋賀県出身、元外資系CA、時色株式会社取締役。イギリスでアロマセラピーを学び、IFPA認定アロマセラピスト取得。四川、バンコク、ドイツで10年暮らし、4ヶ国語(英独中泰)を取得。現在、北海道洞爺湖へ移住。

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