2016年も幸せに生きるために|感謝の力
友人からのクリスマスカードに込められたパワー
みなさまにとって、2015年はどんな年だったでしょうか?
以前、こんな文言をポストカードに書いてクリスマスカードを送ってくれた友人がいました。
メリークリスマス!
あなたにとって、この年で一番、最高の思い出はなんですか?
いつもあなたの幸せを願っています。
このカードを受け取ったとき、しばらくの間、この年で一番楽しかったことはなんだったんだろう?と振り返りました。
記憶の中から楽しかった思い出を引っ張り出してくること、数分間、いつの間にか満面の笑みになっていきました。
そう、大変だった、忙しかった、あっという間に過ぎた一年の中には、こんなにも素敵なことがあったのかと。
人は、意識を向けたことだけ、はっきり認識できる
人は、意識を向けたことだけを、はっきり認識できます。
試してみてください。楽しかったこと、うれしかったこと、幸せに感じたこと、そういったことに意識を向けていくと、心が静かに温かくなってくるでしょう。
では、どうやって意識を向けるのか?
それが、質問の力です。
「あなたにとって、この年で一番、最高の思い出はなんですか?」
こう問われることにより、自動サーチのように、うれしかったこと、楽しかったことに意識の集中がおこります。
そして、それにともない、正の感情が増えていきます。
そして、そういった正の感情があってはじめて、人は温かな目で世界を見ることできます。
温かな目で、世界を見てみると何がおこるでしょう?
自分が置かれている状態が、実はどれだけ恵まれているのかと「感謝」しはじめます。
- 温かい布団で眠れる幸せ
- 食事ができる幸せ
- 健康でいられる幸せ
ヨガの伝道者「中村天風」に学ぶ感謝の力
日本にヨガをはじめて伝えた、中村天風は、その著書「真人生の幸せ」の中で、「感謝」の力についてこう語っています。
要するに、人生を最も美わしく尊くする感謝という理想的な生活基盤は、すべての事物に対する観点の置き方を狭義な個人本位の自己主義からち超越させて、もっと大処高処から広義に観察するようにすれば、必然その心に湧いてくるものである。
つまり、心の置き方次第で、すべてのものに感謝することができるし、その感謝の心はあなたをより幸せにしてくれるということ。
そのため、天風氏は、夜、寝る前、温かい布団で眠れることに感謝して布団に入り、朝は起床時、温かく眠らせてくださってありがとうございます。と布団に頭を下げると。
これをおかしなことをする人だと思うかもしれないが、この「感謝の心」こそ人生幸福の秘訣なんだと。
はじめましょう。数分の静かな感謝の時間
日々の生活に応用するとき、夜眠る前の数分間だけでいいのです。
今日一日の中で、感謝できることに思いを巡らせみてください。
眠くて、疲れていてどうしょうもない日ほど、スキップしたくなると思います。
だけれど、そんなときこそ、この時間はあなたを救ってくれるはずです。
「今日も、こんなに良い日だったな。明日もいい日でありますように」
意識的に、感謝の念を思いめぐらせることで毎日、こんなふうに夜を迎えられたら。
想像してみてください。
このように毎晩を過ごす、10年後のあなたを。
表情、言動、生き方。どれをとっても一瞬では到底、真似のできない静かな幸福をまとった美しいひとになっているのでしょう。
「感謝の念」を持ち続けた人だけに与えられる、真の幸せと美しさに出会うために、
今夜から、はじめてみませんか?