4種類の瞑想用のZAFU(座布団)を検証。オススメの瞑想用のクッションは?

MyZAFU(座布)を探して

ZAFU(座布)に興味をもったきっかけは、瞑想の実践をはじめて1年が経った頃。最初は10分からはじめた瞑想も長いときは30分以上座ることも出てきた。すると、お尻が痛くなる。調べてみると、日本よりも欧州の方で「zafu」という名称で、瞑想クッションが親しまれている。

なぜ欧州で?と思ったが、座禅をして行う瞑想修行は「禅」と呼ばれており、アメリカではgoogleが社内研修に取り入れたり、スティーブジョブズが禅に造詣が深かく京都にも通っていたことも知られている。ヨガ同様、Wellbeing=よりよく生きるために、宗教色をはずして、実践(プラクティス)として人々が生活の一部として馴染めるようになっている。もう1つ、ZAFUが普及している理由があるとしたら、畳文化ではなく床の生活である欧州では、座禅をするときにクッションなしでは足やお尻が痛すぎるのだろう。。

欧州のZAFUは、デザインも可愛く、形や素材もさまざま。私も、さっそく色々と探して日本でZAFUを実際に購入してみた。

日本で買えるZAFUの種類

①曹洞宗の座布

  • 素材 黒色綿布
  • 中綿 天然パンヤ綿100%(別名 カポック)
  • 硬さ 硬い

アマゾンで購入。曹洞宗で使われている座禅クッション。中身はパンヤ綿(近年、農薬などを使用しなくてもいいため、綿の代替として注目されているサスティナブルな素材)をぎゅっと詰めて、しっかりと硬い。これに座ると、おのずと背筋が伸びる。ただし、生地が少しす滑りやすい。長時間座っていると、この硬さゆえ少し痛い。仏具店が作っておられる。

仏壇屋 滝田商店

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②和の色の座布

  • 生地 綿100%
  • 中綿 カポック綿(別名 パンヤ綿)
  • 硬さ 中硬

こちらの座布は、色合いが和の色で、落ち着いた色で好き。また布の表面がザラザラとしているので、座ったときに滑りにくいのも、いいなと思う。この形は、曹洞宗で使用される座禅座布団(坐蒲)。中綿はパンヤを使用しており大量に詰めて硬く仕上げているそう。
座った時に腰や膝に負担がかかりにくて、普段使いでも◎ちょっと小さめのサイズ。女性向きかも。

京都の座布団専門店 一疋屋

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③日本のお手玉座布

  • 生地 綿100%
  • 中綿 綿90% ポリエステル10%
  • 硬さ 程よい硬さ

四角形で座りやすい。関西でお手玉を意味する“おじゃみ”。お手玉をモチーフにしたかわいい形で、お尻が程よく乗せられる大きさ。角をきっちり出しながら座り心地を考えてワタを詰めるのは熟練の技だそう。私個人の感想では、これが一番長く座っていて疲れない。また普段、床に座る機会が多い方には、座布団としても愛用できる。

かねみ布団

https://item.rakuten.co.jp/kanemifuton/1000001-1/


④(自作)着物帯のリメイク座布

  • 素材 着物の帯
  • 中綿 ポリエステル綿
  • 硬さ かなり柔らかめ

リユースの着物の帯を見つけて、こんな生地のZAFUがあったらかわいいなと思い、リメイクができる方に頼んで作ってもらった着物ZAFU。作ってもらって、わかったことは、ZAFUは中に綿をつめる技術は伝統技術で、職人技でなければ、なかなか簡単にこの形を作れないということ。。座布を作っているお店の多くが布団屋さん。綿を長年扱ってきた技術が集約しているようです。

まとめ

ということで、4週類の座禅布団を購入して、比較してみました。この中で、私の中で一番のお気に入りとなったのは、こちらです。

  1. 柔らかさもちょうどよく、長く座っても疲れない。
  2. 普段使いにもできる
  3. お尻が滑りにくく、大きさもちょうどいい
かねみ布団

https://item.rakuten.co.jp/kanemifuton/1000001-1/

はっきり言えば、ZAFUなしでも、瞑想やマインドフルネスはできます。けれど、やっぱり座る場所として自分の気にいった座布があると、続けていくモチベーションになります。さらに、自分の瞑想スペースができるのも座布のいいところだと思います。

ぜひ、お気にいりの座布を見つけてみてください。

滋賀県出身、元外資系CA、時色株式会社取締役。イギリスでアロマセラピーを学び、IFPA認定アロマセラピスト取得。四川、バンコク、ドイツで10年暮らし、4ヶ国語(英独中泰)を取得。現在、北海道洞爺湖へ移住。

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