カンボジアのナチュラルプロダクトDai khmerのオーナーが広めるプラスティックフリーの活動

シェムリアップに来て3日、ナチュラル・オーガニックコスメの開発を日本ではじめて3ヶ月、こんなことをやりたい!という方向性が、少しづつ見えてきてから、シェムリアップに来てから、

  • Natural
  • Local
  • Traditional
  • Sustainable

をテーマに活動している人たちとの出会いが加速しているのを感じます。シェムリアップで出会ったVICHKAもその一人。

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自己紹介をしあったときに、お互いケラケラと笑ってしまったのは、名前がとても似ているということ、VICHKAとCHIKA、発音すれば、ほとんど同じ名前。出会ったときに、ものすごく強い縁を感じました。

彼女は、Dai khmerというカンボジア原産の原料を使った石鹸やボディーオイルなどのナチュラルプロダクトブランを立ち上げた人で、シェムリアップに2店舗、プノンペンに1店舗のお店を運営しています。

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Dai khmerは、クメール語で、「クメール人の手」を意味し、すべて手作りて丁寧につくられているプロダクト。

なぜ、オーガニック・ナチュラルプロダクトの開発をスタートしたのか?わたしも、プロダクトを開発段階で、カンボジアの原料事情も知りたかったことと、なにより、あまりにも素敵な雰囲気のお店と彼女に惹かれて、いろいろと話をさせてもらいました。

プラスティックを減らしたい

彼女が、このお店をはじめることになったのは、使いすてにされて、ゴミ問題を引き起こしているプラスティックをカンボジアから減らしたいという思いから。

彼女がつくる石鹸やオイルのプロダクトの容器は、すべてプラスチックフリー。なんとそのために、バナナの葉をリサイクルしてつくる紙まで、バナナファームまで足を運び開発したそう。

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オーナーも彼女の想いに共感して、バナナの葉でつくる紙を無料で提供してれくれている。実際に、よかったらと彼女がくれたバナナの葉で作られた紙は、繊維のごわごわ感が暖かく、触っているだけで、楽しくなるような感覚。

製品もさぞ、こだわっているのだろう、思ったとおり、石鹸に使うココナッツオイル、ターメリック、アロエベラジュースなどの原料から、すべて自分たちでつくっているといいます。

わたしは、ココナッツオイルとターメリックが原料の石鹸と、ココナッツオイルにコブミカンの皮を蒸したものを漬け込んで香りをうつしたボディーオイルを購入。

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「今、カンボジアの香りを開発中なの、何かカンボジアを象徴する香りをつくりたい!」

と話す彼女は、すごく楽しそうで。

でも、本当に香りを抽出するのって、すごく奥が深くて大変。カンファーライムやターメリック、その他、いろいろな原料で蒸留実験しているんだよ。

イタリアへの輸出にも動き出し、毎日が、忙しくも最高に楽しいとい様子が全身から溢れていました。

女性の社会的な活躍の支援も広げていきたい

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もともと、プロのモデルとして活躍していた彼女は、(どうりで綺麗と思った!)は、英語も仕事上で出会う外国人たちと話す中で磨いていき、今の自分があると話してくれました。

そして、もっと女性が活躍できる社会をつくっていきたいと考えて、自分がまずプロジェクトを立ち上げるにあたり、好きだったナチュラルなものを生み出す方向に進んだそう。

けれど、すぐに大きな壁にぶつかります。それは、カンボジアにはプロダクトの原料になるものがないこと。

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しばらく夢は、置き去りになっていたとき、撮影で訪れたある村で、ココナッオイルをつくっている村の人たちに出会い、そこから一気に彼女の夢が返り咲くことに。

ココナッツオイルの効能を調べていくと、スキンケア・ヘアケアともに、たくさんの有効成分があることが様々な研究データーからわかり、その他、伝統的なハーブを農家さんに育てもらうという試みもスタート。

そうして、スタートした彼女の一号店がシェムリアップのこのお店。

そののち、ノルウェー人である女性が開いたゲストハウスに併設されている、Refill Station(蚊よけスプレーや、洗濯洗剤をビンにいれて、なくなったらリフィルできる仕組み)を知り、今は、一緒にコラボレーションをして、プラスチックの減量に取り組んでるということ。

せっかくなので、Refill Stationにも、行ってきました!

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この概念、日本にいるときに、お店をやるなら、こんなものがあったらいいなぁと頭の中で想像していたものが、目の間に形となって現れたようで、驚きました。

すぐにVICHKAがスレッドをつくってくれて、いろいろ情報交換をしていこうということで、わたしもよりがんばる気持ちが湧いてきます。今後の展開が楽しみなりました。
「出会えたこにびっくりした」というと、「やりたいことを決めた瞬間、そういうものだよね」とVICHKA。

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・Natural
・Local
・Traditional
・Sustainable
・植物の香り

をテーマに、人々がシンプルに暮らしの中で自分を癒すことができるようなよい、プロダクトやサービスがつくれたらいいなぁと妄想しています。

Dai khmer shop in Siem Reap

所在地: Achar Sva St, Krong Siem Reap 17259
電話: 012 953 563

https://www.cleangreencambodia.org/shopping/dai-khmer-refill-station-and-eco-shop/

滋賀県出身、元外資系CA、時色株式会社取締役。イギリスでアロマセラピーを学び、IFPA認定アロマセラピスト取得。四川、バンコク、ドイツで10年暮らし、4ヶ国語(英独中泰)を取得。現在、北海道洞爺湖へ移住。

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