はじめてのナチュラルコスメづくり
2019年、5月末、カンボジアでの出来事がきっかけで、わたしはオーガニックナチュラルコスメづくりを自分の手で生み出してみたいと思うようになりました。
オーガニック・ナチュラルコスメを使うようになって10年、つくるのはゼロからのスタートです。
カンボジアとタイでの1ヶ月の滞在を終えて、日本に帰国した6月、さっそくインターネットでナチュラルコスメの作り方をリサーチしました。
本を10冊ほど購入。どれも身近にある原料をつかってナチュラルなコスメをつくりましょうというもの。
書かれているとおり、まずは原料を作ってみることにしました。
最初に挑戦したのはチンキです。
ハーバルティンクチャーからつくってみることに
家から車で20分の距離にある、ハーバルノートへ、材料を揃えに行きました。
ハーバルノートについては、またの機会に書きたいのですが、本当にハーブやアロマが好きな方には、これ以上心が弾むことはないのではというほど、素敵なお店です。
計量してくださり、10グラム単位で好きな量を測りうりしてくださいます。
袋から取り出すとラベンダーのいい香りがします。これで10グラム。
もちろん、ハーブティーとして、飲むこともできます。
ラベンダー10グラムに対して、ハーブが浸る量のアルコールを入れます。
わずか数分で、ラベンダーの紫いろが。。きれいです。
同じように、ローズヒップ、ローズマリーで作ってみました。
ということで、まずはチンキづくりからはじまったナチュラルコスメづくり、先はまだ遠いですが、一歩踏み出せば、今まで見えてこなかった世界が見えるようになる。そう信じて、一つ一つやってみるしかないですね。
シャンプーをyoutubeをみながらつくってみる
本をひととおり読み、チンキを作り終えたわたしは、もっと本格的なものを作ってみたくなり、今度は偶然見つけたアメリカのyoutubeチャンネルをみて、シャンプーを自作。
使い心地は悪くはないけれど、でも毎日使いたいものか?と問われれば、そうでもなくて。
使用期限も1週間と短いし、わたしが求めているものとはちがうなという気持ちになりました。
「ナチュラルコスメ」とか「オーガニックコスメ」をインターネットを検索すれば、いろいろレシピはでてきます。
英語まで検索範囲を広げれば、無論、もっとレシピはでてくるのですが、一番の疑問点は安全性。
カンボジアから帰国して2週間、ここまできた段階で、わたしはすでに、レシピをフォローしているだけでは、自分がつくってみたいナチュラル・オーガニックコスメをつくることはできないんじゃないか・・という壁にぶち当たりました。
そこで、検索を続けるうちに、英国のオンラインスクールに出会い、7月からのコースに即申し込みました。
https://aromascire.com/archive/naturalcosmetics.html
オーガニックスキンケアの創立者になるイギリスのオンラインスクールに入学
そこから、何千ページにもわたるテキストを読みながら、2か月間、隙間時間を利用して勉強をしてきました。
第1章は皮膚についての理解を深めるテーマで、皮膚の構造そのものについて、もっと詳しく知りたくて、日本語の文献とにらめっこしながら、新しい言葉に慣れていきます。
原料を取り寄せて自分で考えてつくってみる
論より証拠。どれだけ知識を詰め込んでも、実際につくってみないことには上達しません。やろう!と思っても、できない日もあるし、そんな日も責めずにコツコツと。
このタイミングで、はじめて原料をどこから揃えたらいいのか?という課題に取り組みます。
はじめての試作はコールドブレンドのクリーム
8月、ようやくオイルとバターのコールドブレンド(熱を使わずにつくる)クリームを作りました。
一人静かに感動。。。実はここまでくるのに、けっこう地道でした。材料を揃えるのに時間がかかり、ボール、マドラー、計測器、容器など、一つ一つホームセンターやネットで探したり、品質の良い原料を見つけるのも時間をかけたし、さらに英語でのテキストを読み、動画を見てと1日2時間も取り組むと目が痛くなるほど頭を使いました(笑)
最初は、シンプルにスタート。シアバターとアーモンドオイルを混ぜて、酸化防止剤としてローズマリー原料のビタミンEを入れました。
材料 | % |
シアバター | 50 |
アーモンドオイル | 49.5 |
ビタミンE | 0.5 |
肌に乗せると、瞬間的に溶ける、柔らかいクリームの完成です。はじめてつかってみると、肌がテカテカ(笑)はじめてはこんなものですね。少しつづ、上達していければなと思います。
またサイトでも更新していきますので、たまに遊びにいらしてくださいね!