ドライフルーツを比較|プルーンは鉄分が多いって本当?
甘いものが食べたくなったとき、ドライフルーツは強い味方
ドライフルーツは、少量でも、甘いモノへの枯渇感をすっと満たしてくれます。
比較的、購入しやすい3つのドライフルーツの成分を比較してみました。
あんず
プルーン
干しぶどう
成分表は、文部科学省の「食品成分データベース」 http://fooddb.jp/index.plから検索。
3つのドライフルーツの成分を比べて気づいたこと
①プルーンは鉄分が圧倒的に多いと思っていたが、あんずや干しブドウ比べれば、それほどでもない。
②あんずは、圧倒的にベータカロチンが多い。ただし、油と一緒摂取することで、体内での吸収率が大きくアップするので、サラダなどに刻んでいれて、良質なオイルのドレッシングと一緒に食べるとよさそう。
ベータカロチンとは、摂取すると体内でビタミンAに変化する前駆体のプロビタミンAで、色素の一種です。
ビタミンAは動物性食品に多く含まれ、ベータカロチンは緑黄色野菜や海草に多く含まれます。
ビタミンAは大量にとりすぎると、肝臓に運ばれていく途中でほかの臓器にとって毒性をもたらし、過剰症を起こすことがありますが、一方ベータカロチンは、ビタミンAが十分な体内に入った場合は変化をせずに、そのまま体内(肝臓や脂肪組織)にたまります。
その後徐々にビタミンAに変わっていくので、過剰症を起こすことはありません。
また、最近ではビタミンAに変化していないままでも、すぐれた抗酸化作用があることが研究されています。
体内に取り込まれた酸素は、悪玉酸素となり体内でさまざまな病気の原因や老化の原因となってしまいますが、ベータカロチンはこうした酸化から体を守ってくれる抗酸化ビタミンのひとつです。
ようするに、ビタミンAの半分はベータカロチンとして(緑黄色野菜や海草から)摂取したほうがよいということ。
③あんずは、カリウムが多く含まれる。
カリウムは、細胞内の浸透圧維持、細胞の活性維持等を担っている。
食塩の過剰摂取や老化によりカリウムが失われ、細胞の活性が低下することが知られている。
必要以上に摂取したカリウムは、通常、迅速に排泄されるが、
腎機能低下によりカリウム排泄能力が低下すると、摂取の制限が必要になる。
ドイツでは、緑黄色野菜の種類が少ないので、ベータカロチンのために、あんずが重宝しそうです。
良質な油とともにサラダに入れて、そして、ついでに鉄分も補給できればうれしい限り。
プルーンは鉄分が多いという情報はいったいどこから。。。
【引用のリンク】
*ビタミン情報生活web
http://vit.ty23.com/archives/000017.html
*食品成分データベース
http://fooddb.jp/index.pl