漢方でアンチエイジング|ナツメを食べれば年を取らない?

ナツメでおいしくエイジングケア

「一日食三棗, 青春永不老」

「毎日3つナツメを食べたら一生年を取らない」
という古くからの言い伝えがあるほど、

ナツメは老化防止、美肌効果にすぐれているそう!

 

こんなすてきな効能を効いたら、さっそく試したくなりますよね!


Photo credit: chooyutshing / Foter.com / CC BY-NC-SA

日本にいながら、

本当においしいなつめを購入された場合は、この和田玉なつめがおすすめです。
和田玉なつめ 新疆ウイグル産 500g

ナツメの効能

ナツメは、漢方生薬の重要な材料のひとつ。
大棗(たいそう)という名の生薬は、

 

  1. ナツメの実を5日間ぐらい日干し
  2. 蒸してから
  3. さらにまた日干しにする

 

というプロセスを経て、栄養を凝縮させます。

そして、利尿、強壮、緩和剤などに配合されます

 

中国最古の薬物学書にある記録

中国では二千年前の≪神農本草経≫に上品として取り上げられ、

ナツメには「補脾胃・養営安神・緩和薬性」の効能があると記されています。

胃腸の消化機能を調整して栄養分をしっかり吸収し、精神を安定させる作用があるため、

老化を防ぎ、肌を美しく保つことができます。

 

さらには、

動悸、息切れ、筋力強化、冷え症、貧血、骨粗しょう症予防、

不眠、多汗、免疫力向上、血圧降下、肝臓の強化(薬物の副作用緩和)

 

などなど、実に多くの効能で知られています。

漢方としてのナツメ

桃、李(スモモ)、杏、梅、棗(ナツメ)は、古来より中国の五果といわれる果実です。

その中でもナツメは栄養が豊富。

 

また食物や薬物の副作用を消したり軽くする働きがあるので、

中医薬の処方に欠かすことはできません。

 

美容、アンチエイジングのために

食用のナツメは、老化防止や美容効果があるので、

中国では一年中よく食卓に登場します。

熟した実は生でも食べますが季節が限られますので、乾燥したものを使います。

 

  1. ナツメ粥
  2. 蒸しパンの上にのせる
  3. 溶かして月餅など菓子の餡に
  4. 蜂蜜に漬けた蜜棗
  5. 酒に漬けた酔棗

 

【ナツメの性質】
甘・温。脾、胃経。

【ナツメのレシピ】

ナツメ酒
・乾燥ナツメ  100g
・焼酎     1リットル
・ハチミツ    200g
乾燥ナツメを軽く水洗いして表面の汚れを拭き、密閉ビンに材料を入れて冷暗所に3~半年置けばできあがり。
ミリン代わりに使っても風味があっておいしいと思います。

【薬用のナツメ】
薬用には大棗と酸棗仁があります。
・大棗
日本ではタイソウとよばれる漢方薬で、ナツメの果実を乾燥させたものです。甘味が強いので飲みにくい漢方薬と組み合わせたり、
緩和作用を利用して多くの漢方処方に使われています。
例えば、ナツメとピーナッツを黒砂糖で調味したスープは、慢性肝炎や肝硬変の病状を改善する治療薬膳の一つです。
・酸棗仁
種が大きく果実の少ない種類がナツメの原種といわれる酸棗(日本名:サネブトナツメ)です。
酸っぱいので食用にはなりませんが、種は不眠症の改善などに効果のある「酸棗仁」として利用されています。

 

日本ではどこで買える?

主人が中国関連の仕事をしているため、
中国に行ったら必ず買ってきてもらいます。
それも決まって「和田産のナツメ」をリクエスト!
「和田産のナツメ」といえば、ナツメと言えば=和田産というほど、
中国人の間でも人気が高く、有名です。
 
その理由は?
栄養価の高さと、味と、びっくりするくらいの大きさ。
そして、食べたら他のナツメは食べれなくなるほど、
甘く食べ応えのある果肉。

和田玉なつめ 新疆ウイグル産 500g

和田は、新疆ウィグル自治区にある街で、

中国語では(フゥーティエン)と発音されます。

 

中国各地で買うことができます。

例えば、四川省成都市のイトーヨーカドーにいけば、

さまざまなグレードの和田産ナツメを見つけることができます。

 

日本でも、中華食材店にいかなくても、Amazonなどで手軽に購入できるようになりました。

ちなみに、和田産のナツメは中華食材店でも扱っているところが少ないです。

 

せっかく食べるなら、ぜひこの和田産のナツメを食べていただきたいと思います。

一日三個で十分なのに、三個でとまらないほどおいしいです!

和田玉なつめ 新疆ウイグル産 500g

 

体質改善には、少なくとも3ヶ月は続ける必要があるそうなので、

一回食べたら終わりではなく、継続的に少しづついただくこと。

 

10年後の自分が楽しみにでいられるような、取り組みを今から少しづつ*

【引用のリンク】

*身近な中国医学のお話し
http://www.kirindo.com/medical/dazao.html
*なつめの食べ方・加工法
http://aozora-n.jp/tabekata.htm
*湯先生の薬膳楼
http://www.yakuzenro.jp/room/shokuzai/natume/natume.html

 

 

滋賀県出身、元外資系CA、時色株式会社取締役。イギリスでアロマセラピーを学び、IFPA認定アロマセラピスト取得。四川、バンコク、ドイツで10年暮らし、4ヶ国語(英独中泰)を取得。現在、北海道洞爺湖へ移住。

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